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ハブラシ、フロス…歯科衛生士によるお口の専門店 whitia

ハブラシ、フロス…歯科衛生士によるお口の専門店 whitia

プラーク→歯石・着色→プラーク…



    お口の汚れは、プラークの他にもあります。

    一つは、茶しぶやタバコのヤニなどの「着色」。ステインともいいます。

    そして、もう一つはプラークが硬い石になってしまった「歯石」です。

    これらとプラークは深いつながりがあります。見てみましょう。
   


着色



着色には、体の内側からによるものと、外側からによるものの2種類があり、このうちプラークに関係してくるのが、外側からによる着色です。

左の写真を見て下さい。
食器に茶しぶがつくように、歯の表面にもいろいろなものが付着します。代表的なものが、お茶・コーヒー、タバコのヤニです。

歯の表面は、もともとツルツルなのですが、これらの着色が付くと、ザラザラになってしまいます。

※着色については、お悩み別の「色が気になる」というページで詳しく説明いたします。





歯石



歯石は、プラークが唾液の中のカルシウムと結びついて、石になってしまったものです。舌で触ったとき、プラークがネバネバヌルヌルするのに対して、歯石はザラザラします。

右の写真を見て下さい。
上下とも、下の前歯の裏側の写真です。
上が歯石が付いてしまっている写真、下がお手入れ後の写真です。はっきりと差が出ていますね。

上は、歯と歯の間に黄味がかった石が付いていて、歯ぐきも赤みがかって腫れています。下は、歯が真っ白になっていて、歯ぐきも薄いピンク色になり引き締まっています。

歯石は、硬く硬く歯にこびりついてしまっているため、ハブラシでは取ることができません。

歯医者さんに行って、専門的な処置をしてもらう必要があります。







プラークの温床?!

     

さて、着色と歯石、質は異なるこの二つ、着色自体は色が付いているだけですし、歯石はプラークの塊ではありますが、バイキンの活動自体はそれほど活発ではないので、プラークほどの害はありません。

しかし、これらは、歯の表面をザラザラにしてしまうやっかいな共通点を持っています。

ツルツルなものとザラザラなもの。
汚れがよりつきやすいのはどちらでしょう?ザラザラな方が、汚れが引っかかりやすいですね。

一度歯の表面に付いた着色や歯石は、ハブラシでは取れないので、歯医者さんで取ってもらわない限り、ずっとそのまま残ります。そして、その上にプラークや着色がつき、硬い歯石となり、またプラークが付き…。

このような悪循環を繰り返し、お口の汚れはどんどん厚く硬くなっていきます。そして、さらなる悪さをし始めるのです。




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